H.ジョージア(原種)の秘密
2009年 02月 02日
ハイ!上を向いて~
ハイ!息を吐いて~・・そのままっ ^^;
昨年1月にネット購入した「H.ジョージア(原種)」の苗っ子が、初開花しました。
がく片は、白に近い薄っすいグリーン色で、ネクタリー(蜜腺)は濃いグリーン色です。
でも、参考書で見てもこの名前の原種はありません。
それでもと思ってネット検索してみると、2003年に新宿御苑で開催されたクリスマスローズ展に、この名前のクリスマスローズが展示されていました。原種として・・・
HPに載せられていた方の写真を見せていただいた限り、間違いなく我が家で咲いている
クリローと同じようです。
2003年から今年まで、6年の間どうしていたんでしょうね。
ワタシの他にもネット購入された方はいるはず!
どなたか「H.ジョージア」のことをご存知の方は教えてくださいませ。^^
※ ↑ 解明しました♪
原種H.オリエンタリス・オリエンタリス(グルジア産)に間違いないかと思われます。
(kazuさん、ありがとうござました^^)
原種開花おめでとうございます~。
ジョージアとは原種オリエンタリスの亜種の一つです。
グルジア採取のオリエンタリスですよ。
オリエンタリスと言っても、数年前まで交配種のことをオリエンタリス系と
呼んでいた、
そのオリエンタリスの元の原種のことです。
グルジアは英語でGeorgia(ジョージア)というので、
英語由来でたまにそう呼ばれています。
まぎらわしいので、本当は正式な亜種名で呼ぶべきですが。
オリエンタリスは亜種が3つあります。
H. orientalis subsp. orientalis
H. orientalis subsp. abchasicus
H. orientalis subsp. guttatusです。
abchasicusは最近のグルジア紛争で紛争地域の最前線となった、
アブハジア由来の亜種です。
オリエンタリスはトルコからグルジアまで広く分布しているんですね~。
今回の画像の花は、
H. orientalis subsp. orientalisということで間違いないかと思います。
僕も同じ原種を持っていますが、まったく同じ花色ですよ。
ちなみにsubsp.とは「亜種」という意味です。
釈迦に説法でしたら失礼をば。^^;
長々とごめんなさい。
H. orientalis subsp. orientalisは
ちょっと古い文献ではH. orientalis subsp. caucasicus(コーカシクス)と呼ばれていたこともありました。
今も呼ばれているのかな?
いずれにしても、カタカナ読みでH.オリエンタリス・オリエンタリス
でいいと思います。
この原種は花色もいろいろ幅があるので楽しいですが、
ウィル・マクルーウィン氏が所有するオリエンタリス・オリエンタリスは
true(真性)のタイトルがついてます。
花色もこの画像とまったく同じなので、この亜種の中心的な花色だと
思うのですが・・・。
早速にありがとうございました。
ジョージアの謎が一気に解けて、スッキリしました^^
うん、うん、なるほどな~なんて、kazuさんの説明と参考書を見比べて
随分勉強になりました。
ネットでムルチやオドルスの苗と一緒に選んで、ジョージアは倍の値段がしましたが、「花付きがよく丈夫・・・」のコメントでポチッとしてしまいました。
同じネットでは、今年は販売されてなかったし、これも出会いだったんでしょうね♪
H.オリエンタリス・オリエンタリス・・・清楚な花ですね。
ますます好きになりました。大切に育てます^^v